2012年5月3日木曜日

英文法のお勧め参考書を教えてください。

英文法のお勧め参考書を教えてください。

昔(10年くらい前)はチャート式の英文法の参考書がお気に入りでよく使用していました。

最近また英語の勉強がしたくなって、文法からやり直そうと思っています。

今でもチャート式は悪くないと思うのですが、10年も経つといろいろと参考書が出ていて、目移りしてしまっています。

そこで以下の要点にあった参考書を探しています。どなたか良い本をご存知でしたら教えてください。

(本屋にいってロイヤル英文法やフォレストを立ち読みしてみましたが、よくないとは思わないんですが、どれか一冊バイブルに

なるような本に出会いたいと思い質問させて頂きました。)



・AからZまでの細かい解説が載っている。

・文型から文の種類・句など細かく章を区切っている

・通訳を目指す方などが使用している参考書

・表現力が豊か



よろしくお願いします。







> AからZまでの細かい解説が載っている。

この点だけよく分かりませんでした。

単に、解説が細かいということでしょうか。そうだとしたら、よく分析されていて、専門的な解説がされているという意味での「細かい」なのか、初心者にも分かりやすく、噛み砕いて説明されているという意味での「細かい」なのかでだいぶ変わってきます。初心者にも分かりやすく説明しつつ、専門的な内容まで踏み込むのは無理なので、たいていある程度どちらかに分かれてしまいます。



ただ「通訳を目指す方などが使用している」文法書ということですので、英語を専門とする人が多く使っていると思われる文法書を一冊紹介しておきます。

『英文法解説』(江川 泰一郎、金子書房)

アマゾンのレビューにも、あるアンケートで、ほとんどのプロの翻訳家が座右の文法書として挙げていたとあります。英語圏で出版された文法書にも多数触れており、ひとつの解釈だけでなく、「こっちにはこう書いてあって、また別の本にはこう書いてある」といった説明がされている箇所や、著者の意見を入れている箇所などあり、(専門的という意味で)細かく解説がされています。文法なんて言葉を人間が「こうではないか、ああではないか」と考えながら分類・分析していっただけのものですので「これですべて網羅」というのは存在しませんし、さまざまな解釈がありますので、そういう意味では複数の文献からの説明を紹介しているのはいいのではないでしょうか。

なんといってもこの本が一番人気(知名度が高いから?)なのではないかと思いますが、同じ類の本では『英文法詳解』(杉山 忠一、学習研究社)などもあります。最終的には好みで分かれると思います。『英文法解説』は十分な解説なのでこれだけでもいいと思いますが、これを読むくらいの人はいくつか読んで比べたりする人も多いかもしれませんね。



ロイヤル英文法でピンと来ていらっしゃらないようですし、「表現力が豊か」になれるようなものをお探しのようなので、以下の本もご検討されるといいと思います。

『表現のための実践ロイヤル英文法』(綿貫陽・マーク=ピーターセン、旺文社)

日本語にも造詣が深いアメリカ人が、さまざまな表現についてコメントしているので、自分で英文を書くといった観点から文法を学習することができるかと思います。



『英文法解説』や『英文法詳解』は、フォレストに書かれている程度の内容は一通り理解できていることが前提となります。もし、フォレストを見て「初心者向けの説明を端折り過ぎているので、もっと噛み砕いた詳しい説明が読みたい」と思われたのでしたら、通訳などのプロ向けの文法書ではなく、『高校総合英語Harvest』(鈴木希明、桐原書店)をおすすめします。カラーの絵などを使っていて中学生向けかのようにも思えるくらいですが、説明は乱暴に文法用語を使ったものではなく文法の本質をついたもので、実用には充分な解説がされています。レベルは低めで、難易度の高い(頻度が低い)と思われる文法項目については思い切ってカットされているので、文法書として「これで充分」とは言えないかと思いますが、英語が使えるようになることを目指すだけなら、(どっちにしろ文法書を読んだからといってそれでその文法項目が使えるようになるわけでもないので)これで基礎を固めておいて、あとは読書などをするなかで覚えていくといった形でも全然いいと思います。英語圏で出版された学習者向けの文法書ならCambridge University Pressの“Grammar in Use”がおすすめです。



ただ、人間の言葉を分析しているので、やはり万能な文法書というのはありえませんから、バイブルとは言ってもそれだけで完璧というわけにはいきません。むしろ文法書を使おうが使うまいが、もっとも重要なのは頭に蓄積された英語のデータです。文法書で解説されなくても多くのことを無意識のうちに知っていますし(そもそも文法書で取り扱って解説ができるものなんて、全体の「文法」のごくごく一部でしかありませんので無意識での学習に頼らざるをえません)、文法書で解説を読んでも実際にその文法項目が使われているデータが頭になければ、本当の意味で理解することは不可能で自分で使えるようにはなりません。

それを踏まえた上で選ばれるといいと思いますよ。








桐原書店のネクステージと

代ゼミ富田先生の入試英文法1巻

富田先生の英文読解100の原則上下巻ですw

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