2012年5月7日月曜日

英文法の強者求む! It is ~ to ...について Going to an English-speaking count...

英文法の強者求む! It is ~ to ...について

Going to an English-speaking country is not the best way to master English.を

It is not the best way to master English to go to an English-speaking country.

にはできないとテキストの解説に書いてありました。



理由は



「英語圏の国に行くこと」=「最良の方法ではない」という単純なイコール関係の文なので



ということでした。



感覚的には駄目かなぁとは理解できます。

実際に自分の解答は上記2文のうち前者です。

後者でto doが2回続いているのも不自然かなと思います。

しかしテキストの解説はよく分かりません。



英文法に詳しい方、説明をお願いします。

また、私と同じように感覚的に駄目だと理解できる方、同じような例文があったらお願いします。



ちなみにテキストはZ会の英作文のものでした。







第二文をぱっと見たときに、to go以下が副詞的用法、itがこの文の前に述べられた学習方法を指す代名詞に解釈しました。



It is not the best way to master English to go to an English-speaking country.



それ(その学習方法)は、英語が話されている国にいくために英語をマスターする最善の方法ではない。



つまり、it=to go~にはとれないのです。原因としては、itとto go~の間に動詞masterが入っているため、itの内容を述べた名詞的用法ではなく、masterを修飾する副詞的用法と解釈してしまうからではないでしょうか。近い方の語と関係づけてしまうのです。ちなみに、



It is good to go to an English-speaking country.



なら、to go以下はitの内容を述べた名詞的用法に解釈できます。to go~が副詞的に修飾する具体的動詞がないからでしょう。また、



It is the best way to go to an English-speaking country.



も、to go~は名詞wayに掛かる形容詞的用法に解釈され、



それは英語が話されている国へ行くための最善の方法だ。



となり、やはり名詞的用法には解釈されません。 itとto go~の間に名詞wayが介在しているからでしょう。



結論としては、 It is~ to不定詞構文で、不定詞をitの真主語である名詞的用法に解釈させるためには、~のところに、動詞や名詞を介在させてはならない。事実上、goodやdifficultのような形容詞しか来れないということになるのではないでしょうか。








解釈が何通りも出てくるのです。



It is not [the best way] [to master English] [to go to an English-speaking country].

英語圏の国に行くことは、英語を習得するための最善の道でない。



It is not [the best way] [to master English] [to go to an English-speaking country].

英語圏の国に行くために、英語を習得することは最善の道でない。



It is not [the best way] [to master English] [to go to an English-speaking country.]

英語圏の国に行くために、それは、英語を習得するための最善の道でない。



文法的に正しい英語から、意味が3通りも出てきました。このような文を「悪文」といいます。 このような文は書くなと、私たちは小学校で厳しく教えられました。察するに、外国でも事情は同じでしょう。



[Going to an English-speaking country] is not [the best way to master English].



これですと、"A is not B."「AはBでない。」論理的にもスッキリしています。"Going to an English-speaking country"「英語圏の国に行くこと」、"the best way to master English"「英語を習得する最善の道」と、それぞれ、意味は一つだけです。ですから、



「英語圏の国に行くことは、英語を習得するための最善の道でない。」



と、意味が一つだけ出てきます。



英語で仮主語がよく使われるのは、主語が長すぎると、要は目障りなのです。



To leave the room until 40 minutes after the commencement of the examination is not accepted.

(試験開始後40分まで、退室は認められない。)



目障りでしょう。次のように、



To leave the room is not accepted until 40 minutes after the commencement of the examination.



としてもいいですが、この文では、"until"以下は"accepted"を修飾すると考えた方が自然です。つまり、文意が微妙に変わるのです。



It is not accepted to leave the room until 40 minutes after the commencement of the examination.



とすれば、わかりやすい文になります。ただ、仮主語を置いたために、文がわかりにくくなるのでは、意味がありません。また、文に余計な単語が入るのは確かですから、厳格さが求められる文では、仮主語の使用は嫌われるようです。



To use mobile phones in the cabin is strictly prohibited.

(客室内での携帯電話の使用は厳禁です。)

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