2012年5月4日金曜日

英文法に頼らない勉強法?

英文法に頼らない勉強法?

現在学校で教えている英語の勉強法では使える英語は身につかないなど、英文法中心の学習を批判する声はよく耳にしますが、実際問題、大学試験に文法問題とカテゴライズされそうな問題が少なからず出題される現状を踏まえると、どのような勉強法がより良いものであるとお考えでしょうか?

オーラル中心の勉強が言語学習の基本なのかなとはなんとなく思っているのですが、それでは現状の大学試験に対応できるとは思えないのです。関係詞の使い分けなどは留学から帰ってきた友人(英語での会話のリズムは流暢?です)もあやふやなのですから。あくまで今の大学試験の内容を踏まえると、文法中心の学習は仕方のないものであり、学校で英語を教える先生方が批判されるのは筋違いなのでしょうか?

もし代替学習法があればご教授お願いします。







まさに仰る通りだと思います。確かに、日本国内の英語教育では

コミュニケーション能力は身につかず、受験のための英語力を

養っていると言っても過言ではありません。



しかし、受験英語が実用的で無いかと言えば必ずしもそうとも

言えないと思います。私自身、現在も英語の勉強を続けている身ですが、

論文レベルの英文を執筆する際に、高校時代に頭に叩き込んだ

文法論がめちゃくちゃ役に立っています。論文と言えども、単語や表現が

複雑なだけで文法体型は日本で英語教育を受けた者ならば

十分に理解出来るものがほとんどですので、仕事で英語を利用したり、

私のように英語を用いた研究などをする者にとっては、過去の英語教育が

現在の英語力の基盤となっていると言えるのではないでしょうか?



ただ、英語教師が批判されることについては私は賛同派です。

個人的な経験を振り返ってみますと、中学・高校の英語教師は

ほぼ全員がカタカナ英語の発音で授業を行っていたり、

コミュニケーション力を伸ばすエクササイズに全く力を入れていない者が

大半を占めていました。カリキュラムの不備を教師に押し付けるのは

お門違いも甚だしいですが、教師自体の英語を指導する熱意や実力不足は

否めないものであると考えており、時には非難に値するものだと思います。



最適な勉強法に関しては、とりあえず今までどおりの文法中心の授業を

行いつつも、オーラルを積極的に取り入れていくことでしょうね。

二兎を追う者は一兎も得ず、とも言いますが、少し追いかけるくらいは

大丈夫でしょう。英語を話す機会を作り出し、英語を話す恐怖感を取り除く

ことだけでも達成すれば、英語教育は大きな成果を遂げると思います。

現状、街中で困っている外国人がいたとして、中高6年間の学校教育の英語を生かして

話しかけることの出来る人物が何人いるでしょうか?

まずは、ここからがスタートだと思います。

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