2012年5月3日木曜日

英文法についての質問です。 仏語では未来を表す際、現在形>近接未来形>未来形...

英文法についての質問です。



仏語では未来を表す際、現在形>近接未来形>未来形の順に未来が実現する確率が低くなります。

英語も同様に、現在形>現在進行形>未来形の順でその未来の実現の確立は低くなりますか?







英語の動詞には未来時制という文法範疇はありませんが、つぎの6つの形式によって未来時(時制と時は異なることに注意しましょう)を表します。



1 I will leave tomorrow. <will/shall + 不定詞>

2 I am going to leave tomorrow <be going to + 不定詞>

3 I am leaving tomorrow. <現在進行形>

4 I will be leaving tomorrow. <will/shall + 進行相不定詞>

5 I am to leave tomorrow. <be to + 不定詞>

6 I leave tomorrow. <現在時制>



この6つの形式が<未来形>ということになります(しかし文法的にいうとすべて現在時制です)。

こまかいことを言うと、文の主語の人称によってそれぞれの形式がもつ意味ニュアンスが異なります。



質問者さんのいうところの<未来形>が何を指すのかですが、上に掲げた形式1(will/shall)だと勝手に仮定しますと、現在形>現在進行形>未来形 は、以下の形式のあいだにおける実現の確率を比較することになります。



1 I will leave tomorrow. <will/shall + 不定詞>

3 I am leaving tomorrow. <現在進行形>

6 I leave tomorrow. <現在時制>



1=話し手の意志を述べています。

3=計画に基いて、目下荷造りなどをしていて出発の支度を進めていることを述べています。

6=出発することが確定した事実であることを述べています。



こう見ると、実現の確率(あくまで話者の主観的な決意のほどというものですが)の高さは、

6(現在時制)がもっとも高く、3(現在進行形)がそれに続き、最後が1(will/shall)となりそうです。



英語の未来を表す表現は、もっと奥が深いというか、私たちが知っておくべきことがたくさんありますので(たとえば、主語の人称によって同じ形式であってもニュアンスが異なります)、さらに研究なさるとよいと思います。フランス語との比較においても非常におもしろいところですね。

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