英文法についての質問です。
「every」は通常「単数扱い」ですが、
everyの意味自体は「みんな・すべて」ということから、
どうしても複数のような気がします。
文法書も調べたのですが、
「全体を個別的にとらえる」
と載っており、
私の解釈では
個別なものがたくさんあるので、
やはり、複数形としてとらえてしまいます。
「every」が「単数扱い」であることを
どのように解釈・理解したらよいのでしょうか?
アドバイスよろしくお願いします。
neko_neko09さんの回答の通りですが、もう少し「個別に見る」ところを補足しますと、たとえばeveryoneというと視線が一人ずつに次々に動いているイメージです。「この子もこの子もこの子も...」でeveryone。一方allは一度に少し引いて見ている感じ「みーんな!」みたいな。
わかりやすくと思ってコメントしましたが果たしてわかってもらえるかどうか少し自信をなくしつつ投稿します。
あ、もう一つ。口語では複数形になる、というのは少し特殊な場合ではないでしょうか。たとえば、
Everyone brought his or her own lunch.
みたいな時にhis or herというのが邪魔くさいのか
Everyone brought their own lunch.
って言うことはあるような気がします。
次のような形から考えてみます。ある学級に35人の生徒がいるとします。(0印は一人の生徒を示す。)
00000000000 ......
ある不特定の O 印(つまり、どの 0 印)一個を取り上げて、英語で示すと、
every student となります。 一個ですから student と単数名詞。たとえば、次のような文、
Every student of the class is big.
の意味は「35人のどの学生一人を取り上げてみても、その一人の学生はデカイ」ということ、つまり、「35人のうち誰もがデカイ = 35人のうち小さい学生はいない」ということです。したがって、「そのクラスの学生はみなデカイ」(=All the students of the class
are big.)という意味が引き出されます。英語では、形式が重要視され、every student (単数形)は is を導き、all the students (複数形)は are を導きます。
[追記] every には、次のような面白い用法があります。
Every student made up his mind.
このように、every は、慣習的に、 his で受けます。しかし、近年、学生には女子もいるので、his はヘンだという意見が起きて、男女共に含む下のような形が認められるようになりました。
Every student made up his or her mind.
Every student made up his/her mind.
Every student made up their minds. (所有格が their なので、minds [複数形])
それは本や雑誌に図等で説明が書いてありますから、例えば次の文献をあたってください。
[1] 石田秀雄「all , every , each , any の捉える世界」『英語教育』2005年10月号 pp.26-29
[2] 田中茂範『新感覚☆わかる使える英文法』2007年7月号 chap.15
[3] 『文法がわかれば英語は使える』NHK出版(2008)
[2]は現在販売されていませんが、来月18日発売予定の『新感覚☆わかる使える英文法』2009年1月号が全く同じ内容だと思うので、それを読むとよいでしょう。
「全体を個別的にとらえる」というのは正しいのですが,たいへんわかりにくく,結局複数の存在を認めているのにどうして単数なのかしらという疑問に逆戻りしてしまいます。そのため,質問者さんのようにどうしても複数扱いと考えたくなる人は多いと思います。これは,everyの解釈に問題があるせいです。辞書には「すべての,あらゆる」というような意味が記されていますが,everyを大変厳密に和訳・解釈すると,「どんな~も」という意味であることがわかります。下記の例を見てください。
Every student attends the meeting.(全学生がその会合に出席する)
これは厳密に解釈すると「どの学生もその会合に出席する」という意味です。全員が同じ動作をするわけですから,その中の1人を典型的存在として選び,他の全員の代表として表現すればよいとの考え方を採っているのがこのeveryです。従って,意味からするとall(通常は複数扱い)と同じような感じを受けますが,本質的に異なる語です。1人だけ代表者を選ぶといっても,他の学生も同じ行動を取るという意味合いも伝えなくてはならないので,複雑な機能を持った語であると言えるでしょう。「全体を個別的にとらえる」というのはこのことです。この語は辞書的意味から考えるとどうしても理解不能に陥ってしまいますので,注意を要します。
ところで,英米人にとってもeveryを単数扱いにするにあたって,違和感が生じることもあるらしく,複数扱いを取る例もあります。上記の例文ですと,attendsをattendにするという事例です。これは,意味が複数に感じられるので,それにつられてしまったものです。「牽引(Attraction)」と呼ばれる文法違反(破格)現象で,意外に数多くあります。
私も去年は悩みましたが・・・
Aも○○、Bも○○、Cも○○、Dも…以下省略。
だからA、B、C、D…の「それぞれ」が○○という状態なわけです。
これを述べる場合、
A、B、C、D…についていちいち個別に言うのはめんどくさいので
(英語はめんどくさがりです・・・)
everyでひとまとめにするけれども、結局は「それぞれ」の
状態について言っているわけだから、「単数扱い」になる、
と考えてみてはいかがでしょうか…。
こういったものの理解は自分の言葉で考えることが一番身に付きます。
私がそうでした。
理解の助けになれば幸いです。
every には、「毎~」「~ごとに」という意味があるのをご存じですか。 every day 毎日、every year毎年
ですから、「すべてをふくむ」でありながら、個々をみているのです。それで、単数形になります。
ただ、口語では、複数形になることもあるようです。
「全部」
ではなくて
「個々」
と考えてみてください。
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