2012年4月29日日曜日

英文法についての質問です。接続詞butで"Three of the club members came on time,...

英文法についての質問です。接続詞butで"Three of the club members came on time,but the others were late."(ここでは接続詞butの前にカンマ(,)がついていますが、"Tom was in the classroom but the other

students were playing outside."(ここではbutの前にカンマがない)。ここで、同じ節を導くのにカンマの付く、付かないって何か文法上のルールはあるのでしょうか?



宜しくお願いします。







接続詞には2種類あります。ひとつは等位接続詞、もうひとつは従位接続詞(だったかな?)といいます。



<等位接続詞>

等位接続詞はいつつだけです。and、but、or、for、so がそうです。これらの接続詞を使って2文を接続すると、その2文は「等位」で、つまり、同じ「身分」で接続されます。等位接続詞で結ばれた2文は、原則としては、1文目のあと、つまり、等位接続詞の前にカンマを打ちます。このような2文(以上)でなる「長い」文を「重文」といいます。

重文の構造 「文1 + カンマ + 等位接続詞 + 文2 + ピリオド」

例1 Three of the club members came on time, but the others were late.



<従位接続詞>

等位接続詞の主なものは、although、though、because、as、when、while などです。これらの接続詞は、従属文の頭につきます。文法的には、接続詞のついた従属文は「文」ではなく「節」で、この場合は「従属節」と呼びます。従属節の入った「長い」文を「複文」といいます。複文の基本の構文は、主節が先で、従属節があと、そして、ふたつの節の間にはカンマはふつう打ちません。

複文の構造(基本) 「主節 + 従位接続詞 + 従属節 + ピリオド」

例2 Most club members were late although three came on time.

例3 Mary was late although her sisters were on time.



<従属節が前置された場合>

この場合、従属節の後、主節の前に、カンマが打たれます。(最近、このカンマが省かれることが増えていますが、学習中の方は一応はちゃんと付けておいたほうがいいでしょう。)

複文の構造(前置) 「従位接続詞 + 従属節 + カンマ + 主節 + ピリオド」

例4 Although three of the club members came on time, the others were late.

例5 Although her sisters were on time, Mary was late.

例6 *Although Mary's sisters were on time, she was late. < ふつうこうは言わない。



<カンマなしの等位接続詞>

等位接続詞の前にはふつうカンマを打つのだけれど、質問者さんがご指摘のとおり、カンマが打たれないときがあります。

例7 Tom was in the classroom but the other students were playing outside.

さて、これはどのように考えるべきか。



私の解釈は、言いたいことの中心を、本来ならば文1と文2は対等であるが、文1に移すためにカンマを外し、従位接続詞を使った複文もどきにした、です。複文もどきの例7は、本当の複文の例8の意味に近い。

例8 Tom was in the classroom although the other students were playing outside.

例8では、Tom was in the classroom が主節で、the other students were playing outside が従属節。主節の方がふつうは文の言いたいこと。



では、なぜあっさりと従位接続詞を使わなかったのか。それは、従位接続詞を使うとそこで意味の流れが少し止まるからです。例文7を書いた人は、文の流れに中止をいれたくなかったのでしょう。





と、まあ、ぐじゃぐじゃと構文の解釈をいじってみました。以上。








Three of the club members came on time,

but the others were late.



Tom was in the classroom

but the other students were playing outside.



一つの目安ですが、前者はbut以下が割合短く、後者は長いですよね。

また意味合いからも、前者は遅れて来た人が多いという文章で後半に比重があるのに対し、後者はトムについての文です。

But以下を際立たせたいならコンマで一呼吸おき、そうでないなら特にコンマは必要ないと考えれば良いでしょう。







ひとつの区切りです。

``読み手に分かり易く``ということです。

ちなみに私が1つ目の文章を書く場合は〈、〉を使いますよ。







全くないと思います。

カンマは、読み手が読みやすいように、という意味でつけるものなので。

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